帳票を設定する
テーブルに対して事前に登録した帳票テンプレートに従い、帳票出力を行う事が可能です。
一連の操作を例に帳票出力手順についてご紹介させていただきます。
※事前に帳票テンプレートを用意し「帳票登録」を完了させておきます。
「帳票登録」手順については、こちらをご確認ください。
帳票のテンプレートファイルをダウンロードする
帳票テンプレートファイル(サンプル)のダウンロードはこちらから
※上記を「右クリック」→「名前を付けてリンク先を保存」にてダウンロードください。
※ヘッダー・フッターに画像を挿入したExcelは、帳票の元データとしてご利用いただけません。
基本の設定方法
帳票に表示したい項目名を用いて以下のように記述します。
${'.テーブル名'.‘'項目名'}
※ワークフローの申請状態を出力する場合は、${テーブル名.ワークフロー.申請状態}
例えば以下のようなテーブルが存在している場合に、請求書の件名を表示させたい場合はExcelのセルに以下のように記述します。
Excelのセルに記入する文字:
${請求書.件名}
項目 | 説明 | サンプル |
固定文言 | セルに固定文言を記入すると、いつでもその文言が固定で表示されます。例えばこの画像のサンプルでいうと、「請求書」や自社情報欄等、セルに直接、表示したい文字を書き込んでいる部分です。 | 帳票名、振込先、自社情報、項目名等 |
テーブル内の項目指定 |
テーブル内の項目を指定 ${テーブル名.項目名} |
${請求書.宛先} |
明細を複数持つ帳票の設定例
明細を複数持つ帳票を設定したい場合、帳票を登録するテーブルにあらかじめ項目を設定しておく必要があります。
今回は、明細に設定する「請求書の明細」のテーブルを先に作成して、請求書テーブルにて他テーブル参照項目の子要素機能を有効にして、作成した「請求書の明細」テーブルを子テーブルに指定します。
1.明細に設定するテーブルを作成する
明細に設定するテーブルを作成します。今回は以下のように設定します。
※テーブルの作成方法については以下をご確認ください。
2.帳票を出力するテーブルで、明細テーブルを子テーブルに指定する
帳票を出力するテーブルを作成します。
※テーブルの作成方法については以下をご確認ください。
テーブルに、項目を追加します。このとき、項目タイプに他テーブル参照を指定します。
「入力フォームにする(子テーブル機能)」の右横に表示されている「有効」のチェックボックスにチェックを入れます。
項目名に「請求書の明細」と入力して、「追加する」ボタンをクリックして項目を登録します。
3.子テーブルの明細欄にある金額等を合計する欄を作成しておく
子テーブルの明細にある税抜金額や税額等を合計したい場合は、親テーブル側で、以下のような計算項目を登録しておく必要があります。
①
項目名:明細の合計税抜額
項目タイプ:計算
計算式:SUM({請求書の明細::金額(税抜)})
※上記の「請求書の明細」欄には、親テーブル側で作成している子テーブル名称(子テーブル自体の名前ではありません)を記入してください。
※上記の「金額(税抜き)」欄には、子テーブルに存在する、税抜額の項目名を記入してください。
②
項目名:明細の合計税額
項目タイプ:計算
計算式:SUM({請求書の明細::税額})
い。
※上記の「請求書の明細」欄には、親テーブル側で作成している子テーブル名称(子テーブル自体の名前ではありません)を記入してください。
※上記の「金額(税抜き)」欄には、子テーブルに存在する、税額の項目名を記入してください。
③
項目名:合計税込み額
項目タイプ:計算
計算式:{明細の合計税抜額}+{明細の合計税額}
4.ひな形のExcelを作成する
ひな形のExcelを、PCのExcelを立ち上げて作成します。
項目 | 説明 | サンプル |
固定文言 | セルに固定文言を記入すると、いつでもその文言が固定で表示されます。例えばこの画像のサンプルでいうと、「請求書」や自社情報欄等、セルに直接、表示したい文字を書き込んでいる部分です。 | 帳票名、振込先、自社情報、項目名等 |
テーブル内の項目指定 | テーブル内の項目を指定 | ${請求書.宛先} |
明細 |
上記の設定により子テーブルを設定している場合、以下のように指定します。
・明細の開始時点の記入 $START{テーブル名.子テーブル名} AS 子テーブル名
・明細の項目の記入 ${子テーブル名.項目名}
・明細の開始時点の記入 $END{テーブル名.子テーブル名}
※$から始まる式は、元データに登録されているエクセルの1つ目のタブに記入されているもののみ反映されます。 ※明細の項目の記入の項目名は、子テーブル自体に登録されている項目名での登録が必要です。 ※ENDはSTARTより左に記入しないようご注意ください。 ※上記の式を使用して、関連レコード一覧の項目の値を帳票に出力することも可能です。 |
・明細の開始時点の記入 $START{請求書.請求書の明細} AS 請求書の明細
・明細の項目の記入 ${請求書の明細.品名}
・明細の終了時点の記入 $END{請求書.請求書の明細} |
5.作成したひな形のExcelを帳票設定画面で登録する
帳票登録をしたいテーブルを開きます。
メニューボタンをクリックし、「帳票登録」をクリックします。
帳票を追加する画面が表示されますので、帳票名を入力し、「エクセル」部分に表示されているアップロード欄に、上記手順にて作成したひな形のExcelをアップロードし、「送信」ボタンをクリックして帳票を登録します。
項目 | 説明 |
帳票名 | 帳票のファイル名です。 |
エクセル | 帳票の元データになるエクセルファイルを登録するフィールドです。 |
PDFに変換してダウンロード | 帳票をエクセルではなくPDFファイルでダウンロードしたい場合に有効にします。 |
反映先項目(任意) |
テーブル内にファイル項目を設定し、反映先項目に選択した場合、テーブル一覧画面からダウンロードすることが可能です。 |
出力ファイル名フォーマット | 反映先項目へ出力されたファイル名のフォーマットを指定することが可能です。 (例:%Y-%m-%d %H:%i:%s {項目1}とすると、「2024-08-19 15:14:30 項目1」というようなファイル名になります) |
※帳票を反映させたテーブルで、レコードにチェックを入れることで「帳票一括DL(帳票)」ボタンから帳票の一括ダウンロードが可能です。
◆帳票の一括ダウンロード機能は2024/8/25アップデートにて実装予定
6.帳票を出力する
レコード詳細画面を開くと、
画面左下に「帳票出力」ボタンが表示されていますのでボタンをクリックします。
出力した帳票のサンプル
※PDF出力は、エクセルからPDFに変換を内部的に行っておりますが、
実際のエクセルでPDF出力した場合とは見た目が異なる場合がございます。
ひな形のエクセルにて、セルの幅・高さ・フォントサイズなどを調整頂くと改善出来る場合がございます。
※項目内の値が日本語表記の場合、その項目の値を表示させたセルを対象としたエクセル関数が利用できない場合がございます。
その場合、表示フォーマットを日本語表記以外に設定していただくことで解消できます。
例:テーブル内で「日時項目A」という日時タイプの項目を作成。帳票内A2セルに「${テーブルA.日時項目A}」と入力しており、=EOMONTH(A2,1)という関数を使用したい場合、項目Aの設定で「表示フォーマットを指定する」を有効にし、「Y-m-d」等と入力する。
(EOMONTH=任意の日から指定月後の月末の日付を表示させる関数)
※ひな型には、Excelのテーブル機能もご利用いただけます。
※テーブル一覧に表示されているファイルは、生成した時点のファイルであり、レコード詳細下部のボタンでダウンロードしたファイルは最新のデータで生成し直したファイルのため、異なります。